大型で強い台風25号は4日、沖縄地方に接近した。気象庁によると、今後は東シナ海を北上して6日、九州北部に最接近し、日本海を通って7日にも東北や北海道に近づく見通し。
台風25号は5日午前0時現在、沖縄・久米島の西南西約50キロを時速約25キロで北北西へ進んでいる。中心気圧は965ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。九州北部では5日以降、大雨による土砂災害や暴風などに警戒が必要だという。
台風24号は、九州の南から四国沖の海面温度が高い水域を通ったため、勢力が衰えないまま列島を縦断。記録的な暴風をもたらした。今回の25号は、24号の進路に比べて海面温度が低い東シナ海から日本海を通る見通しで、勢力は弱まりそうだという。ただ、北日本に接近する7日時点では、暴風域を伴っている予想となっている。