グーグルは10日、自社開発の新スマートフォン「Pixel(ピクセル)3」を日本でも11月1日に発売すると発表した。グーグルがピクセルを日本で発売するのは初めて。日本で人気のiPhone(アイフォーン)に対抗できるかが注目される。
ピクセル3はカメラに画像認識機能を搭載。名刺上の電話番号を読み取ってそのまま電話帳に登録したり、URLを読み取ってアクセスしたりできるほか、撮影した植物や動物の名前、商品を検索したりできる。
グーグルの会話型AIシステム「アシスタント」も搭載。「OK、グーグル」と話しかけるほか、端末の下部をぎゅっと握るだけでも起動する。音声でニュースを読み上げたり、家電を操作したりしてスマートスピーカーのように使うこともできる。日本発売に合わせ、「おサイフケータイ」にも対応した。
画面サイズはピクセル3が5・5インチ、「ピクセル3XL」が6・3インチ。別売りのスタンドでワイヤレス充電が可能。
ウェブサイトでの販売価格はピクセル3が税込み9万5千円から、ピクセル3XLが同11万9千円から。NTTドコモとソフトバンクでも販売する。(栗林史子)