井山裕太名人(29)に張栩九段(38)が挑戦している第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第4局が10日、兵庫県宝塚市の宝塚ホテルで始まった。井山名人が開幕から2連勝し、第3局で張挑戦者が1勝を返して迎えた本局は、名人が防衛にあと1勝と迫るか、挑戦者がタイに持ち込んでシリーズを振りだしに戻すか、注目の一戦だ。
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午前9時に立会人の坂口隆三九段(69)が開始を宣言すると、挑戦者はすぐに右上星に第一着を打ち、名人は一呼吸置いてから左下星に打って1日目が始まった。
対局は持ち時間各8時間の2日制。10日夜に打ちかけ、11日朝に再開し、同日夜までに決着する見込み。(村上耕司)