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AIに教え請うプロ棋士 推奨手選べた名人に「さすが」

兵庫県宝塚市で打たれている囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第4局の検討室では、新聞解説の坂井秀至(ひでゆき)八段が自分のパソコン(PC)を持ち込み、超人の域に達した囲碁AI(人工知能)に局面を分析させ、解説に役立てている。日進月歩の進化を続けるAI。今年に入ると簡単に個人のPCにも搭載できるようになり、棋士が“AI先生”に意見を求める新風景も現出した。


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「こう打ったらどう?」。会場のホテルの対局室隣に設けた検討室には関西の棋士が次々に訪れ、碁盤に実戦の変化図を並べては崩している。形勢はどちらがいいのか、次の一手はどこか、変化図は有力なのか――。「ちょっと待って」。坂井八段が様々な疑問をAIに問いかける。瞬時に形勢が勝率で示され、AIの推奨手とその読み筋が瞬時に70手も先まで表れる。


対局1日目の10日、難解な局面で井山名人が放った妙手が、AIの推奨手と一致した。「おー。さすがは名人」。検討室から声が上がった。名人の手と一致したAIをほめるのではなく、AIの手と一致した名人を評価する。そんな時代になった。


「棋士にとって困ったことになったなと思う」と坂井八段。父親も大の囲碁好きだが、「それまではお金を払って棋士の指導を受けていたが、今はAIに好きなときに教えを請い、なんぼでも打ってもらえる。風呂上がりのパンツ一丁でも気兼ねはいらない。えらいもんが開発されたな、と」


坂井八段自身、父親と同じく自身の棋力強化に不可欠と考えている。「はっきり自分より強い。ワラにもすがる思いで勉強してます」


一昨年3月、米グーグル参加のAI「アルファ碁」が韓国の世界トップ棋士、李世乭(イ・セドル)九段を4勝1敗で圧倒。それまで棋士にハンディをもらって勝つかどうかだった“ひよっこ”のAIが、たちまち“先生”に格上げされた。


今、プロの囲碁界では流行の布石、定石のほとんどはAIが打ち出した。「最新のAI情報を知らなければ必ず負けるといわないまでも、トップ棋士相手だと厳しい」と井山名人も言う。中国や韓国では日本以上にAI研究が進み、昨日の定石が明日には廃定石になるほど、現代囲碁界はかつてない激動期の渦中にある。


超人AIの開発は米グーグルの「アルファ碁」、米フェイスブックの「ELF(エルフ)」、中国テンセントの「絶芸」など、世界の超大手企業が競って手がけている。しかし、初手から終局まで、着手の選択肢が天文学的な数字に及ぶ囲碁を完全解析しているわけではない。


「AIは確かに人間より強くなったが、明らかにアホなことも言う。囲碁の真理に到底及ばないのは間違いない」と坂井八段。「人間のほうが優れている部分もあり、AIに人間の知も加えて最善最強を求める時代になった」(大出公二)


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