岩屋毅防衛相は18日、マルティネス在日米軍司令官から表敬訪問を受け、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設について、「着実に進めることに揺るぎはない」との考えを伝えた。県による辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回に対する対抗措置を17日に取ったことも説明したという。
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また、防衛省によると、1月に相次いだ米軍機のトラブルを受け、米軍による整備状況を検証する自衛官の派遣が8カ月以上実現していない問題についても意見交換し、早期実施を確認した。マルティネス司令官は「速やかに実施するべく協力する」との意向を示したという。
岩屋防衛相は会談の冒頭、今月1日に横田基地に配備された米空軍の輸送機オスプレイについて言及し、「日米同盟の抑止力を高めることにつながると思っている」としつつ、安全な運用を要請した。(古城博隆)