井山裕太名人(29)に張栩(ちょうう)九段(38)が挑戦している第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第7局が1日朝、静岡県河津町の旅館「今井荘」で始まった。1勝3敗から2連勝してタイに追いついた張挑戦者が10期ぶりの名人返り咲きを果たすか、井山名人が踏みとどまって防衛し2期連続7期目の名人獲得となるか、シリーズ最後の大一番だ。
囲碁名人戦第7局をタイムラインで観戦
午前9時、立会人の淡路修三九段が「時間になりました」と開始を宣言。3勝3敗のため、改めて「ニギリ」が行われ、名人が先番となった。名人は第一着を右上小目に打ち下ろすと、挑戦者が左下星に打ち、対局が始まった。
対局は持ち時間各8時間の2日制。1日夜に打ち掛け、2日朝に再開し、同日夜に決着する見込み。(村上耕司)