京都出身のロックバンド「くるり」の岸田繁が、京都市交響楽団と再び組んで交響曲第2番を12月に発表する。一昨年の第1番に続き、初演を指揮する広上淳一と会見し、「少し肩の力が抜けて、より内省的でパーソナルな音楽になったと思う」と語った。
くるりでギターとボーカルを務める岸田にとって、交響曲第1番は初の本格的なオーケストラ作品。全5楽章、55分の大作だった。「やりたいことをすべてつめこんだので、かなりのボリュームになった」と岸田。「オケで聴くと各楽器の演奏家の個性と魂が入る。ナマ音に『すごい、すごい、すごい』と思った」
初演の後、アマチュアオケでバ…