日本トイザらスは、サンタクロースの公認パートナーになった、と発表した。「グリーンランド国際サンタクロース協会」の日本支部と協定を結んだ。協会公認のサンタに、販売促進のイベントに出てもらう。公認サンタに託す形で、児童養護施設の子どもへのおもちゃの寄付も行う。
協会は1957年設立。公認しているサンタ約120人が、世界中で活動している。日本ではただ一人の公認サンタ、パラダイス山元さんと、日本トイザらスのディーター・ハーベル社長が1日、東京都であった調印式にのぞんだ。
ハーベル氏は「子どもたちに記憶に残る特別な体験を贈りたい」と話した。児童養護施設などで暮らす子どもたち約600人に、山元さんを通じておもちゃなどを寄付する。
親会社の米トイザラスは昨年9月に経営破綻(はたん)。日本を含むアジア事業は、売却の手続きが進む。日本トイザらスによると、売却先は早ければ5日にも決まるという。
ハーベル氏は「日本事業は利益をしっかり出している」と発言。170ほどの店を展開する日本事業は売却後も継続される、との見方を示した。(高橋末菜)