東京医科大は16日、過去2年間の入試で不正に不合格となった101人の受験生を対象に説明会を開いた。参加者によると、冒頭に林由起子学長らが謝罪し、大学側が追加合格について説明。その後は参加者との質疑応答が続き、説明会は3時間近くに及んだ。
複数の参加者によると、東京医科大が最大で63人しか入学を認めない方針であることに質問が集中した。浪人中の女性は「追い込みの大事な時期に、最終的に合格するかどうかさえわからないのに連絡してくるなんて」と戸惑った。一緒に参加した母親は「娘は幼い頃からずっと、医者になりたいと思って頑張ってきた。もっと早い時期に言ってくれれば、気持ちの切り替えもできた」と怒りをにじませた。別の浪人中の女性の母親は「謝罪はどこかひとごとで、誠実さが感じられなかった。娘は成人式の着物もキャンセルし、すべてを犠牲にして勉強してきた。なんと説明していいのかわからない」と涙した。
補償の説明なく批判も「これまでに支払った額が多額……」
補償に関する説明がなかったこ…