忠鉢信一記者の目
欧州ネーションズリーグ白熱 実力差小さく、強化の場に
世界ランク50位のサッカー日本代表は20日、国際親善試合で同90位のキルギス代表と初対戦。キルギスは11日に来日し、17日の練習試合で控え選手中心の鹿島アントラーズに0―2で敗れています。日本と同じく来年1~2月のアジアカップに出場しますが、キルギスが本番に向けた強化にふさわしい相手なのかという声が聞こえます。もともとこの試合には、国際サッカー連盟(FIFA)の理事選挙が関係しています。
理事会のアジア枠を決める来年4月の選挙には、田嶋幸三・日本サッカー協会会長が立候補しています。田嶋会長は2度目の挑戦だった2015年のFIFA理事選で初当選し、2期目を目指します。同年に発覚した汚職事件で旧来のFIFA理事会は廃止され、新たに再編された理事会でアジア枠は7(AFC会長枠と女性枠1を含む)。従来に比べて権限は縮小されたとはいえ、世界のサッカーの動きをいち早く知る上で、重要なポストと言われています。
関係深まる中での開催
国代表同士の試合は初めてですが、日本協会はキルギス協会にコーチを派遣した実績があります。
しかし事情に詳しい関係者によ…