「北九州市って修羅の国なんですか?」。インターネット上で荒廃した場所と比喩されることもある北九州市が、そんな質問にまじめに答えるポスターを今秋つくった。タレントを起用した動画もつくり、「怖いイメージ」の払拭(ふっしょく)に次々と手を打っている。
クラブに手榴弾、恐怖の夜から15年 工藤会の傷残る街
(いちからわかる!)暴力団トップに有罪判決が出たね
ポスターは縦1メートル横70センチ。8枚セットで一つのストーリーとなっている。東京の居酒屋で、東京出身の「ボク」が、たまたま隣に座った北九州市出身の「おっちゃん」に「ウワサの真相」を尋ねる設定だ。
「あれやろ、ピストルとか持った怖いおっちゃん達がいっぱいおるみたいな」。修羅の国なのか、と聞かれたおっちゃんは「それはね、映画の見過ぎ」「街中で『図書館戦争』とか派手なロケいっぱいやっとるけど、いたって平和よ」と伝える。
続く質問もストレートだ。「一家に一台ロケットランチャーがあるって、本当ですか?」。そんなボクに「持っとるわけないっちゃ!」と地元の方言で一蹴する。「北九州では、盾やヘルメットの貸し出しはありますか?」には「貸し出しは無いけんそれは買うしかないね」。
北九州市は暴力団や犯罪件数が…