同居する長男を殺害したとして、岐阜県警は26日、岐阜県大野町大野、無職内藤寿樹容疑者(68)を殺人容疑で緊急逮捕し、発表した。内藤容疑者の妻も死亡していて、「ネクタイで妻と息子の首を絞めた」と容疑を認めているという。揖斐署は、内藤容疑者が妻の殺害にも関与したとみて調べている。
36歳長男を殺害容疑、父逮捕 自宅に妻の遺体も 岐阜
署によると、内藤容疑者は26日午前8時半ごろ、自宅で長男克規さん(36)の首を絞め殺害した疑いがある。克規さんが亡くなっていた仏間の隣の寝室では内藤容疑者の妻京子さん(69)も死亡していた。
内藤容疑者は同日午前9時20分ごろ、自ら「妻と息子を殺した」と110番通報。捜査関係者によると、京子さんを25日に殺害後、自らも死のうとしたが死にきれず、26日に克規さんを殺害したと供述しているという。京子さんの首にも絞められたような痕があったといい、克規さんのそばには凶器とみられるネクタイが落ちていたという。
近所に住む女性(83)は「息子さんは中学生くらいの時から引きこもっていた。奥さんは寝たきりのような状態だった」と話した。内藤容疑者は「僕らどうなるかわからん」と漏らしたこともあったという。