バスケットのオールスターに選ばれながら、当日は床を拭く「モッパー」として出場するかもしれない。Bリーグ「アルバルク東京」の馬場が、そんな「危機」に直面している。
来月19日に富山市で開催されるBリーグのオールスター戦に向け、ファン投票などで選ばれた選手が4日、チームの「公約」を決めるルーレットに挑戦した。オールスターは、ファン投票、リーグ推薦、SNS投票で選ばれた24選手が出場し、「ブラック」と「ホワイト」の2チームに分かれて戦う。
馬場をのぞくと、ブラックの先発メンバーの田臥、渡辺、ギブス、ロシターの4選手は全員が栃木の選手だ。そんななか、主将を務める馬場がルーレットで「○○選手がモッパー(清掃補助員)になる」という項目を当ててしまうと、田臥らが緊急協議。ロシターが「モッパーは馬場が良いと思う人」と問いかけると、馬場本人以外の4人全員が賛同の意を示した。
開催地の富山出身で、「ダンクで試合を盛り上げたい」と意気込んでいた馬場は、選手としての出場が危ぶまれる事態に。「まずは栃木の先輩たちになじまないと……」とたじたじな様子に、会場も笑いに包まれた。