2020年東京五輪のマスコット「ミライトワ」の偽物のピンバッジを販売目的で所持したとして、埼玉県の男(48)が10月、著作権法違反容疑で警視庁に逮捕され、その後起訴された。同じような商品は、今もネット上に多数出回っている。ある商品の出どころを追ってみると、思わぬ場所にたどり着いた。
競売サイト「ヤフオク!」で10月中旬、「東京五輪 レア商品 新品」などの題名でピンバッジが出品されていた。「TOKYO 2020」のロゴと「ポケットモンスター」のピカチュウを組み合わせたデザインだ。入札してみると、価格は1千円で始まり、終了間際に1100円の入札があった。双方で9回の入札を繰り返し、5千円あまりで落札した。
サイトの案内に従って氏名や送付先などを記入すると、3日後に出品者からサイト内の連絡機能を通じて「発送いたしました」と連絡があった。さらに2日後、ハート柄のピンク色のビニールでくるんだ小包が届いた。親指ほどの大きさのバッジが入っていた。
警視庁が2017年10月に摘…