2020年東京五輪・パラリンピックで参加国・地域の事前合宿を受け入れたり、大会前後に交流したりする全国のホストタウンに対し、両大会のチケットが30枚ずつ割り当てられることになった。鈴木俊一五輪相が17日の閣議後記者会見で明らかにした。
ホストタウンには4月末現在、390自治体が登録。用意したチケットで、受け入れた国・地域の選手を応援することなどを想定している。
申し込みは競技や会場などのセッション単位で、定価で自治体が購入。各自治体がチケットをどう使うかの計画もつくり、早ければ月内にも都道府県を通じて内閣官房にある両大会の担当事務局に申し込む方向で調整している。特定のセッションに希望が多かった場合は抽選になる可能性もあるという。
チケット割り当てはホストタウン側から要望があり、検討していた。鈴木氏は「このチケットで、受け入れた選手の応援に会場に足を運んで盛り上げていただければ」と話した。(松山尚幹)