アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で初優勝を飾ったJ1鹿島はアジア代表として、アラブ首長国連邦(UAE)で行われるクラブワールドカップ(W杯)に臨む。初戦は15日(日本時間22時開始)、北中米カリブ海代表のグアダラハラ(メキシコ)と対戦する。勝てば、準決勝で大会3連覇を狙うレアル・マドリード(スペイン)とぶつかる。開催国枠で出場した2年前、決勝で延長戦の末に2―4で敗れた因縁の相手だ。
今夏のW杯ロシア大会で、国内組でただ1人日本代表の主力としてプレーしたDF昌子源(26)に、クラブW杯へかける思いを聞いた。
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個人的には1年に2度もW杯に出られるとは思わなかったです。4年に1度の国のW杯と、1年に1度のクラブのW杯。今年は本当に色んな経験している。レアル・マドリードの選手はほぼ全員、両方に出ているんだろうと思いますけど。
レアルのことはまだ考えていないですね。去年のクラブW杯では、浦和さんが初戦で開催国代表の代表アルジャジーラ(アラブ首長国連邦)に負けました。僕らがやる初戦のメキシコのチームも絶対に強い。ACLで優勝したときに、「目の前の相手に勝ってから、レアルのことは考えよう」ってチームのみんなで話しました。
2年前、大会の入り方は難しかったですね。僕らは開催国代表で出て、初戦はオークランド・シティー(ニュージーランド)とやって、なんかフワフワしていました。逆転勝ちして、勢いに乗りました。準決勝で戦った南米王者、アトレチコ・ナシオナル(コロンビア)は、入りはどこか僕らをなめていたように感じました。
決勝でレアルは本気ではなかったと感じました。寮でテレビを見ていて思いますもん。僕らとやった時とは動きが全然ちゃうやんって。後半7分に(柴崎)岳のゴールで一度勝ち越してから、ロナルドがちょっと守備をするようになったとかはありましたけど、それでも本気じゃなかった。8分後には追いつかれましたし。「俺らが本気を出せば、いつでも点を取れるんやぞ」って言われたような気がしました。
僕がロナルドを止めたとか言わ…