「京都のみなさん 琵琶湖の水もいいけど、負けて苦渋も飲まへんか」
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京都にけんかを売るのは、隣県の滋賀だ。歴史があり、何かと上から目線の京都に、近畿の水がめ「琵琶湖」を持つ滋賀がかみつく。でもこれは、プロバスケットボール、Bリーグの話。県民感情を刺激しながら、「滋京ダービー」を盛り上げようとしている。
Bリーグの滋賀レイクスターズは京都ハンナリーズと、22、23の両日に滋賀・ウカルちゃんアリーナで対戦する。これに向けて滋賀は11月、PRポスターを作成した。そこには、「琵琶湖の水は止めへんけど、攻撃の手も止めへんで」「試合もはんなりしといておくれやす」とやや挑戦的なフレーズが並んだ。
ダービーに向け滋賀は、相手をおとしめるのではなく、「しゃれ」と捉えてもらえる言葉を、プロのコピーライターも交えて熟考した。
コピーを公募すると、滋賀のファンを中心に応募が相次いだ。滋賀の中心選手、高橋耕陽(こうよう)の名前をもじった「京都の紅葉も良いけど、滋賀の耕陽を観に行こうよー!!」というコピーは、ポスター仕立てになってネット上で公開された。
ツイッター上では、「滋京」というワードに多くの人が反応。ある京都ファンは「滋京って、なんて読むの?」とつぶやいた。(答えは、「じけい」)
「琵琶湖の水もいいけど、負けて苦汁も飲まへんか?」というコピーには、京都の公式ツイッターも反応。「苦汁ではなく、勝利の祝杯をおいしい日本酒で、あげさせていただきます」と応戦した。
実は、滋賀は企画段階から京都…