さて黒田東彦(はるひこ)・日本銀行総裁はいまの不穏な世界経済情勢や、不安定な立場におかれた金融政策の現状についてどう答えるのだろうか。日銀は20日、前日からの金融政策決定会合で、当面の金融政策の「現状維持」を決めた。まずは諸課題を年越しとした黒田総裁は午後3時30分から記者会見を開く。
日銀、金融緩和策を現状維持 世界景気の減速懸念受け
日銀、金融緩和策を現状維持 世界景気の減速懸念受け
いまの日銀は、一人おいてけぼりにあった子どものようだ。主要国の中央銀行が長期にわたって続けてきた超金融緩和からこぞって脱却に動き出したというのに、いまだ日銀は緩和の強化、異次元緩和の長期戦化がテーマとなっている。
米国の中央銀行である連邦準備…