4月に史上最年少で囲碁のプロ棋士となる大阪市此花区の小学4年生、仲邑菫(なかむらすみれ)さん(9)が12日、大阪府警此花署の一日署長を務めた。警察官の制服に身を包んだ仲邑さんは、照れくさそうな笑顔で荒武泰子署長から委嘱状を受け取った。
近くの公園で開かれた防犯キャンペーンにも出席。壇上で特殊詐欺防止のチラシを掲げて「おじいちゃん、おばあちゃん、だまされないで」と呼びかけ、その後、集まった人々にチラシを配った。
仲邑さんは3歳で囲碁を覚え、7歳から囲碁強豪国の韓国で修業を積んだ。今月、日本棋院が新設した小学生までの採用制度「英才特別採用推薦棋士」の第1号としてプロ入りが発表された。(国方萌乃)