2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場の一つで、東京都が改修している「有明テニスの森公園」(江東区)の一部工事が建設会社の経営破綻(はたん)で中断している問題で、競技場全体の完成が当初の予定の今年7月末より8カ月遅れることがわかった。都は「大会の開催に影響がないようにする」としている。
五輪会場、業者破綻で工事とまる「途中でほったらかし」
経営破綻したのは「エム・テック」(さいたま市)で、屋外コートや照明灯の設置といった工事が昨年10月から中断していた。今月11日に工事を引き継ぐ業者が決まったが、一部の工期がずれ込み、競技場全体の完成は来年3月に延びることになったという。
この公園では、今年9月から楽天オープン、10月から五輪のテスト大会が予定されている。都は一部のコートを先行して完成させ、予定通り実施すると説明した。