男子プロバスケットボールBリーグのオールスターゲームが19日、富山市の市総合体育館で開かれる。リーグが誕生から3度目で、初めて開催地を公募した。公募が生み出すリーグや地元にとっての意義とは。
第1回は大都市の東京、2016年の熊本地震復興の願いを込めた昨年の熊本と、これまではリーグ主導で開催地を決めてきた。今回は開催まで1年半ほどの17年夏に初めてクラブに呼びかける形で公募。名乗りを上げた富山と大阪が18年1月、プレゼンテーションに臨んだ。
決め手となったのは、開催にあたって協力を得る地元の熱意と注目度。大阪市も支援を表明していたが、富山市は、街中をラッピング電車やバナーなどでオールスターの色に染め上げるなど具体的な支援内容を当初から提示。プレゼンの場にも大勢の地元メディアが訪れた。リーグ担当者は「大阪の盛り上がりも重要視しているが、富山の期待感が高かった。クラブに支えられるリーグとして、地方都市の盛り上がりは認知度の向上につながる」と、選定理由を明かした。
■人気高まり、競技力向上…