山形県に住む小学校4年生の少女が、小説家デビューした。倉本莉亜さん(ペンネーム)、10歳。2カ月で書き上げた小説「皐月(さつき)と美月(みつき)の夏。」をインターネットの投稿サイトに掲載したら、注目を集め、昨年12月に電子書籍として出版された。
倉本さんの愛読書は「小公子」や「シャーロックホームズ」で、小1の時から小説をまねて作品を書いていた。「自分の物語を」と昨夏、子育て支援のNPOを運営する母から聞いた、福岡県の島を舞台に構想した。
執筆のお供はブラックコーヒー。「パソコンは苦手」で、両手の指1本ずつでキーボードをたたく。
時々「今思い浮かんだから、マ…