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「私が占師にならないと」 女子W杯へ、高倉監督の決意

6月に開幕するサッカーの女子ワールドカップ(W杯)フランス大会で2大会ぶりの優勝を目指す日本女子代表(なでしこジャパン)=世界ランキング8位=が今月27日から、米国で開かれる国際大会「シービリーブスカップ」に臨む。2015年W杯カナダ大会優勝の米国=同1位=や、W杯1次リーグで日本と同組のイングランド=同4位=が出場するW杯の前哨戦と言える大会。その代表メンバーが15日に発表された。米国遠征を前に、W杯に向けた取り組みを高倉麻子監督(50)に聞いた。


なでしこ、W杯強化試合のメンバー発表 若手を多数選出


最初の2戦で勝ち点積む


――W杯開幕まで4カ月を切った。


「もうすぐだなと思うけど、普段の気持ちはあんま変わんない。舞い上がってもいない。常にやるべきことをとにかくやっていく」


――W杯1次リーグは、アルゼンチン(世界ランキング36位)、スコットランド(同20位)、イングランドと順に戦う。


「前回のW杯準決勝で、日本は後半の追加時間に、イングランドのオウンゴールで勝ち越して勝った。だから、イングランドは非常に悔しい感情があるはず。初戦のアルゼンチンは南米独特のノリがあり、日本を相手に『やってやろう』というふうにくると思うので非常に怖い。スコットランドも欧州の非常に厳しい予選を勝ち抜いてきた。最初の2戦で勝ち点を積み上げられれば、勢いに乗れる」


――各国、各地域の勢力が変わりつつある。どうW杯を展望しているか。


「どういうような展開になるのかわかりにくい。11年W杯ドイツ大会で日本が優勝してから世界のサッカーが組織的になり、質が変わった。17年の欧州選手権では、(前年まで世界ランク10位台だった)オランダが優勝するなど、各チームが高い選手の能力を生かして力をつけている」


全体のレベルを上げて競争


――16年4月の監督就任から、思い描いたようにチームづくりは進んだか。


「そもそも思い描いていなかっ…


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