4月に史上3番目の若さで女性棋士になる東京都中野区の小学6年、上野梨紗さん(12)が15日、東京・市ケ谷の日本棋院で記者会見し、「まずは女流タイトルを取ることが目標です」と意気込みを語った。同じ4月に史上最年少でプロ入りする同期の仲邑菫(なかむらすみれ)さん(9)について「たくさん刺激をもらっています。負けないように頑張っていきたい」とライバル意識をのぞかせた。
姉の上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(17)は昨年から女流棋聖2連覇のトップ棋士。この日の会見に同席し、「これから妹と打つことがあるかもしれないというのは不思議な感じがするんですけど、負けないように頑張りたい」と話した。
2人が自宅で打つことはほとんどないという。「1回打ったら姉の調子が悪くなったので、それから打ってません」と梨紗さんが言えば、愛咲美さんは「負けたら悔しいからそんなに打ちたくない」。
師匠の藤沢一就(かずなり)八…