第12回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の決勝戦は16日、東京・有楽町朝日ホールで行われ、藤井聡太七段が渡辺明棋王に128手で勝って2連覇を達成した。タイトル戦で快進撃を続ける渡辺棋王を相手に中盤で優位を築き、リードを広げて快勝。終始、落ち着いた指し手で渡辺棋王を圧倒した。 藤井七段、史上2人目の朝日杯連覇 「成長できた」 藤井七段、鮮やかな切れ味 行方八段「身動きできなく」 【特集】藤井聡太 名人への道 渡辺の先手でお互いに雁木(がんぎ)囲いに組む相雁木の戦型になった。A図はその中盤、渡辺が2八の飛車を▲3八飛と寄って▲3五銀の攻めを狙ったところ。一見、調子がよさそうだが、対局後に渡辺が最も悔やんだ手だ。局後に「▲3八飛では▲4七金や▲5七金と上がってじっくり指すんでした」。 A図から藤井が打った△7五歩… |
藤井七段、渡辺棋王を終始圧倒 逃さなかった「勝負手」
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