日本三大盆踊りの一つとされ、国の重要無形民俗文化財でもある「郡上おどり」で知られる岐阜県郡上市の市民らが、新元号を徹夜で踊って祝おうと、「新元号・徹夜で祝う郡上おどり実行委員会」を立ち上げた。18日に実行委が発表した。平成最後の夜から日付をまたいで踊り続け、新元号を祝う計画を立てている。
計画案では、平成最後の日の4月30日午後8時から、新元号になる5月1日午前2時まで踊る。日付が変わる瞬間を祝うカウントダウンも計画している。担当者は「できるだけ多くの人に参加してもらって一緒に踊り、新しい時代を祝いたい」と話した。
郡上おどりは400年以上の歴史がある城下町・郡上八幡の夏の風物詩。当時の城主が武士と庶民の融和をはかろうと、お盆だけは身分の隔てなく無礼講で踊ろうと奨励したと伝わる。(山野拓郎)