ユネスコの世界文化遺産に登録されている白川郷(岐阜県白川村)で27日、田植え祭りがあった。早乙女姿の女性ら24人が田植え唄を歌いながらコシヒカリの苗を植えた。
村観光関係者などでつくる実行委員会が主催し、今回で34回目。村内では、屋根のかやぶきと同様に、相互扶助の仕組み「結(ゆい)」で田植えを続けている。
季節外れの暑さの中、女性たちが「ちょぼんちょぼんっと」と田植え唄に合いの手を入れながら、苗を植えた。村内の飲食店に勤める古舘美希さん(21)は初めて参加。「みんなでわいわい楽しく田植えができた」と話した。(山下周平)