「同じ目遭わせたくない」 老夫婦、師走の街で看板掲げ——贯通日本资讯频道
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「同じ目遭わせたくない」 老夫婦、師走の街で看板掲げ

岐阜県中津川市の中心部で小さな中華料理店を営む谷古宇(やこう)源蔵さん(82)、きみさん(77)夫妻は、最近、折に触れ、店の前に立っている。手には「空き巣 注意」の大きな紙。先日、売上金などを盗まれる被害に遭ってから始めた。


17日の朝8時半ごろだった。源蔵さんを病院に送り出したきみさんが、日課の散歩に20分ほど出かけて戻ると、店のレジから現金がなくなっていた。「どこかに移したのかな」。戻った源蔵さんに聞いてみると「触ってないよ」。盗難に遭ったことがわかった。


レジ台の下の箱にしまっておいたきみさんの財布もなくなっていた。計12万5千円。3日分の売上金と下ろしたばかりの年金だった。警察の調べで、犯人は店の高窓から侵入したことがわかった。高窓だけ無施錠だった。


「付近は高齢者世帯が多い。注意を呼びかけないと」。被害を知った常連客の会社員宮川真一さん(43)が、勤め先の大型プリンターで手短な啓発文を刷って届けた。「同じ目に遭うような人を出したくない」。夫妻は、道に立ち、メッセージを掲げた。19日も朝、昼、夕に各10分ずつ。「気恥ずかしくはあるけど、被害が広がってはいけないから」


年金は孫へのお年玉代だった。「悔しくて悲しいが、お金は働けば取り戻せる。それにお金を盗むような悪者は、神さまが見ていていつか捕まる」。街が穏やかに年を越せるよう、年内は立ち続けるつもりだ。(森川洋)


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