欧州連合(EU、28カ国)とアラブ連盟(21カ国・1機構)による初の首脳会議が24日、エジプト東部シャルムエルシェイクで始まった。移民対策での協力や経済関係の強化などが主要議題で、2日間にわたって話し合う。
国際ニュースを解説「今さら聞けない世界」
会議の冒頭、エジプトのシーシ大統領はアラブ連盟を代表し、「我々が直面する課題で最も大きいのが不法移民とテロだ」と発言。EUのトゥスク首脳会議常任議長(大統領に相当)は「我々の間に意見の違いはあるが、対立ではなく協力を選ぶ」と述べた。
欧州をめざす難民や移民の大半は、北アフリカから船で地中海を渡る。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)よると2018年は約14万人だった。
欧州では近年、移民受け入れの…