自民党の二階俊博幹事長は6日、公明党の斉藤鉄夫幹事長らと会談し、東京都の小池百合子知事への全面的な協力を自ら表明したことについて「もう発言はしない」と述べた。会談に同席した公明党の高木陽介国会対策委員長が記者団に明かした。
二階氏は4日の記者会見で、小池氏が来年の東京都知事選に再選をめざして立候補した場合、「全面的に協力する」と発言。5日の記者会見でも「ほかに勝てる人がいるのか」と述べ、小池氏を支持する考えを重ねて示した。これに対し党内や、都政で小池氏と対立する都議会自民から反発や戸惑いが広がっていた。
自民党の森山裕国対委員長は、二階氏の会見での一連の発言について「(自民党東京)都連に対して奮起を促されたのではないかと私は受け止めた」と6日、記者団に話した。