自民党青年局は22日、旧民主党議員による自民入党の動きが相次いでいる問題で、「(入党に至る)説明が不十分だ」として、党執行部に対し、入党ルールの明確化を求める方針を決めた。4月の統一地方選後、地方議員らの意見を聴いたうえで申し入れる。
青年局は、45歳以下の国会議員や地方議員らでつくる組織。青年局長の佐々木紀衆院議員はこの日の定例会合で、「他党に所属していた国会議員が入党したり、入党を希望したりというケースが相次いでいる。自民党が苦しい時に自民候補を地方で支えてきた皆さんにすれば、納得がいかないんじゃないか」と訴えた。
会合では、「入党した議員と自民現職が選挙区で競合する場合は現職を公認してほしい」「競合した場合は予備選を開いて公認を決定してはどうか」などの意見が出たという。佐々木氏は会合後、「自民党の批判をして当選してきた国会議員が入党するとハレーションが起こる。プロセスを明確に、説明も十分にして下さいということだ」と記者団に語った。(豊岡亮)