ガストやバーミヤンなどを展開するファミリーレストラン最大手「すかいらーくホールディングス」は19日、国内の全店舗を9月から全面禁煙にすると発表した。来店客に多い家族連れや、従業員の約3割を占める未成年らを受動喫煙から守るためとしている。
同社によると、現在、全店舗(約3200店)のうち約2300店に喫煙席や喫煙ブースがあるが、4月から順次、喫煙席は禁煙席に、喫煙ブースはおむつ交換や授乳スペースなどに改装することを検討しているという。店外の灰皿も撤去する。
2020年4月には受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が全面施行される。それに先駆けて外食各社では禁煙化の動きが広がっており、居酒屋チェーン「串カツ田中」は18年6月から大半の店舗を全席禁煙にした。ファミレス「サイゼリヤ」も今年9月までに全店を禁煙にする予定だ。(筒井竜平)