29日に告示された大阪府議選の候補者のポスターにシールを貼ったとして、大阪府警は29日、大阪市東住吉区役所の非常勤職員、西田博貴容疑者(32)=同府八尾市=を公職選挙法違反(選挙の自由妨害)容疑で現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
捜査2課によると、今回の統一地方選で同容疑での逮捕者は全国初。容疑は29日午後1時40分ごろ、八尾市光町の公営ポスター掲示場で、府議選の候補者3人の選挙用ポスターにシールをそれぞれ1枚ずつ貼ったというもの。
また府警は同日、大阪市北区の路上で、大阪市長選候補者の応援演説中だった男性の胸ぐらをつかんだなどとして、無職の仲西富士夫容疑者(51)=大阪市城東区=を同容疑で現行犯逮捕した。男性にけがはなかった。容疑を認めており、呼気からはアルコールが検知されたという。