14日に告示される統一地方選後半戦の市区議選。その中には、90歳を超えても選挙に挑もうとする人たちがいる。その胸にある社会への思いとは。
14日告示の佐賀県鹿島市議選(定数16)に新顔で立候補を予定しているのは、電気事業会社会長の高松昭三さん(91)。「元気のある年寄りが議員になれば、市の広告塔にもなるはず」と話す。
11日に市内の公民館であった老人クラブの会合で「行政は老人会への理解がない。もっと老人を大事にせんか、と思うわけですよ」とあいさつ。集まった約30人がうなずいた。
5年ほど前から市の老人クラブ連合会で会長を、県の連合会で副会長を務める。独居老人宅への見回りなどに力を入れる中で、県や市の高齢者支援の予算が不十分と感じ、立候補を考えるようになった。
もう一つのきっかけが、昨年5…