2020年東京五輪のチケットについて、大会組織委員会は5日、販売サイトを18日に開設し、5月中に購入申し込みを受け付けると発表した。サイト開設時にはほぼ全競技・種目の日程が示される予定。抽選結果はチケットの不正転売を防ぐ法律が施行される6月中旬以降に発表される。
チケット購入にはまず、すでに開設されている組織委の専用サイトで住所や氏名を事前登録する必要があり、登録者数は4日現在で約205万人に上っている。事前登録後、18日に立ち上がる販売サイトで申し込むことになる。購入申し込みの開始は、10連休が終わった後になる予定。
発券されるチケットは780万枚。開会式のチケットの最高価格(30万円)が最も高額で、競技では陸上競技(トラック&フィールド)の13万円が最高。一方で半数は8千円以下で、車いす利用者向けや、子ども・高齢者らのグループ向けの企画チケットもある。
販売方法は大きく分けて三つあり、抽選以外に、先着順による販売が今年秋以降、販売サイトで始まる。このほか、都内につくる販売所での窓口販売が20年春以降に始まる。窓口販売は事前登録が不要となっている。(山本亮介)