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佐藤天彦名人に豊島将之二冠が挑む第77期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)は、第1局が4月10日から、東京都文京区のホテル椿山荘東京で始まりました。注目の第1局の様子を詳しくお伝えします。
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名人戦第1局初日の様子を詳報します。戸辺誠七段の解説動画や対局風景、勝負メシなどを時系列でご紹介します。
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初の平成生まれの対局者
第一手をさす佐藤天彦名人。右は挑戦者の豊島将之二冠=2019年4月10日午前9時すぎ、東京都文京区のホテル椿山荘東京、迫和義撮影
豊島将之二冠は、A級順位戦2期目で初めての名人戦挑戦を決めた。平成生まれの棋士が名人戦の舞台に立つのは初めてだ。
豊島二冠の師匠は桐山清澄九段。1981年の第39期名人戦七番勝負では挑戦者になった。豊島二冠は、師匠が果たせなかった名人獲得を目指す。
一方、佐藤天彦名人は、師匠の中田功八段が大山康晴十五世名人門下だ。名人の孫弟子が名人というケースは、名人戦が実力制になってからは初めて。歴史の長さを感じさせるデータと言える。
9:50
前例の多い局面に
〈途中図〉34手目△5四銀まで
角交換から手が進み、34手目…