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佐藤天彦名人に豊島将之二冠が挑む第７７期将棋名人戦七番勝負（朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛）は、第１局が４月１０日から、東京都文京区のホテル椿山荘東京で始まりました。注目の第１局の様子を詳しくお伝えします。

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名人戦第１局初日の様子を詳報します。千日手が成立して驚く戸辺誠七段の解説動画や対局者の言葉、勝負メシなどを時系列でご紹介します。

１５：３０

豊島二冠も驚いた千日手

午後３時のおやつの写真撮影をするため、報道陣が隣室に控えていると、千日手（同一局面が４回現れ、無勝負）が成立した。

対局規定には、「１日目の午後３時以降に千日手になった時は２日目に１日指し切りで行う。この場合、封じ手までの時間を折半して双方の持時間から差し引く」とある。明日１１日の午前９時から、先後を入れ替えて指し直すことになった。ちなみに午後３時までに千日手が成立した場合は、１時間後に指し直しとなっていた。

佐藤名人は「最初はあまりそう…