将棋の昇段を果たしたプロ棋士らを対象とした昇段者免状授与式が18日、東京と大阪の両将棋会館で開かれ、大阪市福島区の関西将棋会館では、高校生棋士の藤井聡太(そうた)七段(16)の師匠にあたる杉本昌隆八段(50)が免状を受け取った。
名人への道 藤井聡太
永世七冠 羽生善治
今年2月22日付で昇段した杉本八段。式が終わった後、報道陣の取材に応じ、「平成は、あまり活躍できなかったので、令和の時代は活躍できる棋士になりたいなと、この年齢にして思います」と話した。
藤井七段への期待を聞かれると、「のちに、令和時代を代表する棋士と言われるような、スケールの大きな棋士になって欲しいなと思います。藤井七段は平成最後の年も活躍しましたし、間違いなく令和になってからも勝ちを積み重ねるでしょう。次はタイトル。いつ挑戦するかを楽しみにしています」と述べた。
谷川浩司九段(57)や井上慶太九段(55)、藤原直哉七段(53)らの師匠、若松政和(まさかず)八段(79)にも八段の免状が手渡されたほか、佐藤天彦(あまひこ)名人(31)の師匠の中田功八段(51)も八段の免状を受け取った。(佐藤圭司)