三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)傘下の三菱UFJ銀行は29日、インドネシアの大手銀行バンクダナモンに約4200億円を追加出資し、子会社化したと発表した。出資総額は約6800億円で、邦銀による海外銀行の買収で過去最高額となった。アジア事業の強化が狙いで、アジアの銀行を買収で子会社にするのはタイに続き2カ国目だ。
三菱UFJ銀は2017年末からバンクダナモンへの出資を進めていた。今回の追加出資で、出資比率は40%から94・1%に引き上げられる。インドネシアでは外資企業が現地銀行に4割超を出資する場合は当局の認可が必要だが、金融基盤の強化につながるとして追加出資が認められた。
また、バンクダナモンは5月1…