タイの振り込め詐欺の拠点とみられる住宅で3月、日本人の男15人が不法就労の疑いでタイ警察に逮捕された事件で、警視庁は24日、15人全員を福井市の女性に対する詐欺の疑いで逮捕し、発表した。
捜査関係者によると、タイ中部パタヤの住宅で3月下旬ごろ、有料サイトの利用料金で未払いがあるとするうそのメールを50代女性に送り、メール記載の番号に電話してきた女性に未払い料金として30万円を請求。電子マネーのギフトカードを購入させ、だまし取った疑いがある。
24日午前5時(現地時間)、タイ・バンコクにある勾留施設からタイ警察職員に先導され、15人の容疑者が並んで出てきた。フードをすっぽりかぶったり、マスクやサングラスで顔を隠したりして、うつむいたまま移送車に乗り込んだ。報道陣から、「詐欺に関わったのですか」と尋ねられても、一切答えなかった。
午前5時50分、バンコクのス…