タイ警察は29日、中部パタヤ郊外で日本人15人を不法就労の疑いで逮捕した。警察が賃貸住宅を捜索したところ、十数台の電話やパソコン、インターネット設備、マニュアルのようなものが見つかった。警察は、日本に向けて電話をした振り込め詐欺グループとみている。警察によると、タイで振り込め詐欺の拠点が摘発されるのは初めて。
タイに振り込め詐欺の電話拠点か 日本人15人を逮捕
タイ警察などによると、20~50代の15人は観光ビザで入国。パタヤ郊外の賃貸住宅が集まる地域で、3~4カ月前から一軒家を借りて共同生活をしていた。押収したマニュアルには、アダルトサイトなどの閲覧を理由にして、電話を掛けた相手に金を振り込ませる手口が書かれていたという。
パソコンには「3月 売り上げ1億3千万円」などと入力されていたといい、多額の金を振り込ませていた疑いもある。全員が「何も知らない」などと否認しているという。
今年1月ごろ、この家の貸主が…