英国のメイ首相の後任を決める与党・保守党の党首選で、10人の候補が出そろった。最大の焦点の、欧州連合(EU)からの離脱にどう臨むか、各候補の主張は異なっている。
10人は党所属の下院議員8人の推薦を取り付け、立候補を届け出た。13日の予備投票で、党所属の下院議員から17票以上得た候補だけ、次に進める。
先月の欧州議会選で大敗した同党内には、当初の3月末から延びた離脱を実現しなければ党の存続も危ういとの危機感が広がる。筆頭候補とされるジョンソン前外相は、まずEUとの再交渉を望むが、新たな離脱条件で合意できなくても10月末には離脱する考えだ。
EUからよりよい条件を引き出…