米国が一方的に離脱したイラン核合意に加わる英独仏の3カ国は14日、核合意が「崩壊の危機にある」とする共同首脳宣言を出した。米国が対イラン制裁を再開してイランとの対立が深刻化するなか、両国を念頭に核合意の当事者が対話を再開するよう呼びかけた。
宣言は、4年前の7月14日に核合意が作られたことに触れ、それが崩壊しつつあることに懸念を表明した。原因として、米国による対イラン制裁の再開と、反発したイランが、核合意で定められた制限を超えるウラン濃縮活動を始めたことを指摘。イランにこうした活動をやめるよう求め、両国を中心とした関係国に「対話を再開するときだ」と呼びかけた。
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