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「監督3人、学び3倍」北海道の合同チーム先進地を行く

旧砂川北高校(北海道砂川市)のグラウンドに今月初め、ばらばらのユニホームを着た選手たちが集まった。月形、砂川、夕張の連合チームだ。春から連合を組み、毎週末に練習している。


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2017年夏。栗山、夕張、月形、奈井江商の4校連合は北北海道大会の空知地区大会で準優勝した。「連合でも、ここまで来られる」。当時の主将の試合後の言葉を、今の3年生は鮮明に覚えている。夕張の宮岸由海主将(3年)は「先輩を超えて、夏は北大会に出場する」と意気込む。


少子化と野球離れで部員数が減少するなか、夏の大会でも2012年に部員不足解消のための連合チームが認められた。当初は「寄せ集め」とも言われ、勝利にはほど遠い学校がほとんど。ところが近年、合同チームが「戦えるチーム」へと成長を遂げている。


合同チームの「先進地」が空知地区だ。旧産炭地を中心に部員減に悩むチームが多いことから、同地区ではここ数年、監督が集まって連合チームの編成方法について話し合いノウハウを蓄積してきた。毎年4月初旬には入部者のリサーチをして単独出場が難しい学校を把握し、4月中には連合を結成して練習を始めるという流れができている。


月形の佐々木慎也監督は「部員が少ない分、ボールを触る時間が長くなる。上達も速い」と力説する。平日は打撃練習に時間を割き、休日は各校が集まり守備練習を行う。選手たちは「ミスして他校に迷惑かけるわけにはいかない」と、より集中して練習に取り組むという。宮岸主将は「大会に出られるのは先生たちが連合を組んでくれるおかげ。それに、3人の監督から指導を受けられる。学びが3倍なんです」


一方、南北海道大会の札幌地区では少し事情が異なる。札幌白陵の唯一の野球部員、大宮瑞生(たまき)選手(3年)は今夏、試合に出ることなく引退を迎える。人口が集中し、部員不足の学校が少ない札幌では、連合チームを組めなかったからだ。


一昨年の夏の大会後に、部員は当時1年だった大宮選手だけになった。今は自宅で自主練習をする日々だ。それでも部員として籍を残したのは、将来も大好きな野球を続けるつもりだから。部長から「今年も道高野連の登録部員として名前を残した」と告げられた時は「ほっとした」という。「1人部員でも、自分は高校球児なんだとプライドを持てた。進学後のための体作りも練習も頑張ろうと思えた」


工夫次第で、野球は1人でも練習できる。でも「やっぱり試合に出たかった」。1年生の夏、捕手として出場した試合で二つの盗塁を刺し、中嶋淳監督が万歳して喜んでくれたあの瞬間が忘れられない。中嶋監督は「人数がそろわない学校が他にもあれば連合を組めた。試合に出させてあげたかった」と話す。


14日に行われた札幌地区の抽選会では、各校に連合チーム編成のマニュアルが配布された。道高野連札幌支部の工藤高司事務局長によると、秋に向けて連合チームの相談が寄せられているという。「札幌でもこの秋、連合チームが生まれる可能性がある」と話す。


大宮選手は、23日に開幕する札幌地区大会の始球式に登板する。捕手は中嶋監督。最後の夏、円山球場のマウンドに立つ。大宮選手は「野球の神様からのプレゼントだと思う」とはにかんだ。(遠藤美波)


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