(15日、高校野球北北海道大会 クラーク国際8―1帯広農)
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NHKの朝の連続テレビ小説「なつぞら」でも歌われた「FFJの歌」が、15日、全国高校野球選手権の北北海道大会で響き渡った。
旭川スタルヒン球場であった帯広農―クラーク国際の試合。帯広農は「なつぞら」で主人公のなつが通っていた「十勝農業高校」のモデルともいわれる農業高校だ。
FFJは日本学校農業クラブ連盟の略で、「FFJの歌」は全国の農業高校の生徒が歌えるという。「なつぞら」で注目されたことから、同校は今年の応援で歌うことにした。
五回が終わってグラウンド整備の時間になると、帯広から約3時間半かけて駆けつけた約20人の応援団員らが、声高らかに歌い上げた。試合には敗れたものの、応援団長の小岩武蔵さん(3年)は「FFJの歌を通し、少しでも農業に関心を持ってくれたらうれしい」と話した。
この日は同じ農業高校ということで、旭川農の吹奏楽部も友情応援。もちろん歌は同校の生徒にもおなじみだ。部長の桜井美聡さん(3年)は「これまで球場でFFJの歌を演奏したことがなかったので新鮮でした。同じ農業高校生として一丸となって応援できてよかった」と、楽しそうだった。(本田大次郎)