7月12日に開幕する第101回全国高校野球選手権広島大会(朝日新聞社、県高野連、県教委主催)の組み合わせ抽選会が29日、広島市中区胡町のもみじ銀行本店大ホールであり、出場する90チームの対戦相手が決まった。
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くじを引く順番を決める予備抽選で、明王台の神舎優生(かんじゃゆうせい)主将(3年)が選手宣誓を務める「1番」の札を引き当てた瞬間、会場からは「おー」と歓声が上がった。
神舎主将はくじに「1」と書かれているのを見て、照れ笑いした。開幕日の7月12日は18歳の誕生日。「何かあるかなと予感していた。最高のプレゼントだと思って臨みたい」
少人数のチームだからこそ、冗談も言い合えるほど仲が良い。抽選会には「選手宣誓でもええけん」と言われて送り出された。「本当に引いたぞ、と胸を張って帰りたい」
中学1年で野球を始めたが、選手宣誓は初めて。宣誓の言葉はチーム全員で決めるが、ぜひ、両親をはじめ支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを盛り込みたいと思っている。
この2年間は2回戦での敗退が続いた。「今年こそ壁を突破して、勝ち続けたい」と意気込んだ。(西晃奈)