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初戦敗退に涙、ボールに「耐えて勝つ」ロッテ・井上選手

「アジャ」こと千葉ロッテマリーンズの主砲、井上晴哉選手(30)は、崇徳の1年生から4番を任された。2年生の夏には広島大会で準優勝。ところが、最後の夏はあっけない初戦敗退に涙した。高校野球を通じて得たものは何か。当時を振り返ってもらいながら、101回目の夏に臨む球児たちへのメッセージを聞いた。


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高校野球で得たものは「我慢強さ」や「辛抱」です。練習や上下関係などは本当に厳しかったですから。


思い出すのは学校そばを流れる本川の土手沿いのランニング。橋を渡って、対岸を通って学校まで戻ってくるコースで1周が3・2キロくらいあったかな。それを11分半以内に戻って来られないと、その部員だけもう1周。延々と走り続けて、バッティング練習に参加できないことが多かった。どうしても制限時間を切れない時は監督に直談判して、代わりにティーバッティングに付き合ってもらいました。それがまた鬼のようにきつくて……。


グラウンドが狭くて、レフトではアメフト部やサッカー部、ライトやセンターではラグビー部もいて、一緒にわちゃわちゃ使っていました。


1年の秋から4番を任されましたが、特に気負うことはなかったです。2年の夏は決勝で如水館に負けましたが、小さい頃からよくカープの試合を見に行っていた旧広島市民球場で試合が出来ただけでうれしかったですね。「同じ舞台で野球が出来たな」と。ホームランは、2年の夏は2本、学年の終わりまでには計29本打ちました。


その時のメンバーが新チームにも多く残って「絶対甲子園にいくぞ」と決めて必死に練習に励みました。今思うと、あの頃は練習で笑うことなんてほとんどなかったですね、みんなガチすぎて(笑)。夏も優勝候補と言われて「勝たなきゃいけない」という気負いがあったんだと思います。試合にもそれが表れていました。


3年の夏は、ちょうど甲子園の決勝で広陵が佐賀北に敗れた年です。県大会の初戦の相手は瀬戸内でした。点を取られて、取りかえして、そしたらまた大量に取られて。ヒットを打てないまま「やばいな」と思っていたらあっという間に終盤。一瞬で終わってしまいました。涙も出ない、何が起きたのかもわからない……。でも、球場を出てバスに乗る時、自分の道具を片付けた時ですね。「ああ、もう終わりなんだ」って。その時はまだ、野球は高校までと思っていたので。もうこのグラブも使うことがないんだって思ったら、涙が出ていました。その後のバスの中のことは全く覚えていません。気付いたら、学校の教室でミーティングをしていました。


今でも、「もう少し何か出来なかったかな」と思い出して悔やむ時もあります。でも、あの初戦負けがあって「大学では絶対やってやる」という気持ちにもなった。卒業する時、監督からボールをもらったんです。僕のには「耐えて勝つ」と手書きされていました。大学に入ってからも「きついな」と思った時はいつもあの文字が目に浮かびました。耐えて、はね返す。反骨心って言うんですかね。苦しい時も耐えていればいつか、っていうモチベーションにもなりました。プロになってからも、不調の時は「今は耐える時かな」と、あの言葉を思い出します。


最後の夏を「悔いのないように」と言いますが、実際それは難しい。けれど「この夏を楽しもう」と思えば自然と悔いは無くなるんじゃないか、と僕は思います。僕は勝つことに気構えすぎて、最後の夏を楽しみきれなかったことを後悔しています。高校野球の仲間は一生ものです。つらい時も仲間がいれば何とかなる。仲間を信じて、最後まで野球を楽しんでほしいです。僕も信頼されるバッターを目指して頑張ります。(聞き手・高橋俊成)



いのうえ・せいや 1989年、広島市東区出身。崇徳(西区)を卒業後、中央大と日本生命を経て、2014年に千葉ロッテ入団(ドラフト5位)。プロ5年目の昨季は133試合に出場し、主に4番として24本塁打を放つ活躍。今季は、開幕から23打数1安打と振るわず2軍に降格したが、4月下旬には1軍復帰。身長180センチ、体重114キロ。右投げ右打ち。


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