(8日、高校野球新潟大会 新潟8―1新津南)
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「いい球きてる、悪くないよ」。新津南の主将で捕手の田沢将(3年)は、2年生投手の向井優輝に繰り返し声をかけた。向井は一回に2点を許したものの、その後は五回まで追加点を許さず、踏ん張った。
田沢は主将として、日頃から学年の壁をなくそうと、明るい声かけを心がけてきた。その姿に、中野修監督は「少ない人数でもできることを証明しようと、無遅刻無欠席でチーム一丸で取り組んできた。びっくりするほど成長した」と目を細めた。「少ない人数でもできるということの証明は後輩に託したい」と田沢。向井は「次の捕手は来年の1年生になるはず。先輩がしてくれたように、次は自分が明るく引っ張っていきたい」と誓っていた。(佐藤瑞季)