NGT48のメンバー長谷川玲奈さんが24日、高校野球新潟大会決勝、中越―新発田を観戦した。長谷川さんは小学4年から野球を始め、唯一の女子部員だった中学軟式野球部ではレギュラーだった。
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自分も頑張ろう。甲子園出場をかけて、プレッシャーの中で戦う姿を見ると思うんです。
中越の主将で捕手の小鷹君は、走者を牽制(けんせい)する姿がすてきで、昨年から注目しています。新発田は60年ぶりの決勝進出。中学時代に一緒にプレーした選手や後輩が今も頑張っています。心が揺れちゃいます。
今つけているスコアは、中学野球部で覚えました。1年生1人だけが記録員としてベンチ入りできたので、頑張って勉強しました。
三回表、中越の長岡君が死球で出塁。私もよく当たってたけど、硬式はもっと痛いはず。でも、時には少しうれしかったり。試合が動くこともあるから。あっ、長岡君が盗塁と悪送球で三塁まで行った。連続で先の塁を狙えるのは、相当練習しているんだろうな。ほら、坂井君の犠牲フライで先制点。本当に試合が動きましたね。野球は場面ごとに選手の役割が変わる。それに応えられるってすごいな。
五回表、中越2死満塁。新発田のエースが来た。(当摩)信之介君がエースと聞いて驚きました。当摩君と鈴木翔太君のバッテリーとは、中学で何度も戦いました。選手同士仲が良くて、みんなでご飯を食べていた日々が懐かしい。観客として2人を見るのは初めて。満塁のピンチに任せられるエースがいると、チームの安心感が違います。新発田のスタンドは大声援。こういう場面、すごく好き。当摩君が三振でピンチを乗り切りましたね。
八回表1死、中越の小鷹君がホームラン。波に乗っている時に打てるなんて、鳥肌が立ちます。新発田も八回裏、負けじと1点を返しました。野球は、最後まで何が起きるかわからないから楽しい。
九回裏。もうすぐ新潟代表が決まると思うとドキドキします。新発田の打者は当摩君。見ている私の方が緊張しているかも。空振り三振。中越が10―1で勝利。昨年から応援してきた学校なのでうれしいです。新発田にも、勇気をもらいました。優勝を喜ぶ姿、やりきって悔し涙を流す姿、どっちを見たらいいのか。見応えがある試合でした。
全国選手権大会は、毎年テレビで見ています。地域ごとに特色のあるプレーが気になります。中越には新潟代表として、悔いなく戦ってほしいです。楽しみにしています。(構成・湯川うらら)