(16日、高校野球岡山大会 勝山4―3岡山芳泉)
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五回終了時点でパーフェクト。8奪三振と勝山打線を寄せ付けなかった岡山芳泉の左腕・田嶋大祐君(3年)が六回、突然崩れた。
先頭打者に初安打を許し犠打で1死二塁。さらに打ち取ったはずの打球が右翼手の前に落ち、ピンチが広がった。次打者に投じた5球目が高く浮き、前進守備の外野を抜ける長打に。守備の乱れも重なり、4点を失った。
「乱れると球が真ん中に入る。だからコースを突くよう心がけたけど……」。シード校撃破が目標のチームを、1年間、「精神力」で引っ張ってきた。
九回、1点差に追い上げ、無死一塁で打席が回った。ここまで2安打。めいっぱいバットを振ったが三振に倒れた。悔しい負け方に「メンタルの強さが必要だと改めて感じた。後輩には、負けそうになっても勢いを取り戻す野球をしてほしい」。=エイコン(雨宮徹)